オフィス移転は会社にとって大仕事になります。引越し荷物をまとめるだけでも一苦労ではありますが、取引先への連絡や電話番号が変更になると事前の調整も必要になってきます。取引先に事前に連絡を入れておかないと、電話そのものが繋がらないという事態になっては大変です。引越し費用も一般家庭の引っ越し代に比べるとずっと高額になりますので、特に企業規模が大きい会社になればなるほどオフィス移転にかかる費用を予算計上しなければならないでしょう。

しかし、経営者としてはそういった手間や費用を鑑みてもオフィス移転をすべきだという判断を下すことがあります。まず、会社が大きくなったので手狭になったケースが考えられます。事業規模が大きくなると、部署が増えたり、社員が増えますので、必然的により広いオフィススペースを確保する為に移転する必要が出てきます。また、都心に近い方が営業機会が高まるという理由で人口の多い都市部へ移転を決める企業もあります。

また、その逆に会社の事業規模が縮小したので広いオフィスが必要なくなった場合もあるでしょう。さらに最近では都心にオフィスを置かずに地方にオフィスを置く企業も増えてきています。毎日の通勤電車は社員のストレスになりますし、都心から離れた場所にオフィスを置いた方が家賃も安く済みますので、結果的に経費削減に繋がります。企業によってオフィス移転を決断するきっかけはそれぞれではありますが、会社の未来を思っての行動であることは間違いありません。

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