オフィス移転を行う方法の1つにワンストップ業者への依頼があります。オフィス移転では、これまでは物件探しからレイアウトの作成、内装工事、各種手続、引越等に関して業種ごとに依頼を行っていましたが、現在では1社のみの全ての作業に対応できる業者も多く、企業はより効率的に移転をすることができるようになっています。ワンストップ業者に依頼をするメリットとしては、大きな点として一社完結があります。企業は、業種ごとに業者を探す必要がなく、オフィスレイアウトからサーバー周辺の構築まで一括で依頼をすることができるようになります。
また、トータルで依頼することで全体費用がつかみやすく打合せに関しても回数を少なくすることができ、担当者にとっても負担が減らせ、何よりも工事自体のコストを落とすことができます。ワンストップによる依頼では、他にも、窓口が1つとなるために作業の連絡ミスを少なくできるメリットがあり、オフィス移転後においても、業者がレイアウトやインフラ廻りを全て把握しているために、アフターフォローが依頼しやすくなります。反面、デメリットとしては担当者との相性があり、企業側の担当と合わないような場合には作業がスムースに進まないことがあります。また、担当者の能力の問題もあります。
経験豊富な担当者の場合には、多くはスムースに作業を進めていくことができますが、そうでない場合に滞ってしまうこともあり企業側も困ることになります。最悪の場合には作業自体に無理が生じることになりレイアウト等の品質を落としてしまう可能性があります。